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【VIVA VC シーズン3 第24回】シーズン3を振り返って語るベンチャーキャピタルの泣き笑い 

2026.09.07

Podcast

【VIVA VC シーズン3 第24回】シーズン3を振り返って語るベンチャーキャピタルの泣き笑い 

はじめに

24回にわたって展開してきた「VIVA VC」シーズン3が、最終回を迎えました。シーズン3では、ファーストライトキャピタルの岩澤、早船、真島が、それぞれの立場からベンチャーキャピタルの仕事やキャリア、投資先との向き合い方について掘り下げてきました。

最終回では、全24回を振り返りながら、ベンチャーキャピタリストが抱える悩みと、その仕事の魅力について改めて考えます。

※この記事は、ポッドキャスト「VIVA VC」シーズン3第24回をもとに作成しました。番組では、シーズン3を通じて語られたベンチャーキャピタルの泣き笑いについて、さらに詳しく語っています。ぜひお聴きください。

「投資する」だけではないVCの仕事 [03:00-7:20]

シーズン3で早船が特に伝えたかったのは、ベンチャーキャピタルが単にスタートアップに投資するだけの仕事ではないということでした。LP(ファンドへの出資者)から資金を集めることや、VCそのものが金融商品であることなど、外部からは見えにくい業務にも焦点を当てました。

一方、真島は社外取締役や事業計画、地域展開、行政テックなど、投資先を支援する側面を数多く取り上げました。若手から中堅キャピタリストへと至るキャリアや、プレイヤーからマネージャーへ移行する際に生じる悩みも重要なテーマとなりました。

特に「成果が出るまで10年。特殊なVC業界で若手はどう成長する?」という回では、成果が長期間にわたって表れにくいVCという仕事特有のキャリア形成について考察しました。早船も、他のVCの若手と接する中で、キャリアに悩んだり、業界を離れたりするケースが少なくないことを実感しています。

こうした「中の人」の悩みを外部に伝えること自体が、シーズン3における大きな役割の一つでした。

シーズン3が映した「VCのリアル」 [7:21-15:30]

岩澤にとって、シーズン1はベンチャーキャピタル業界の教科書、シーズン2は最新トレンドの解説、そしてシーズン3はその発展形でした。よりVCの中の人やベンチャーキャピタリストが、実際にどのような会話をしているのかを伝えることを目指しました。

その結果、ポッドキャストにとどまらず、書籍やYouTube、PIVOT、TBS CROSS DIGなど、VCという仕事を業界外へ伝える機会も広がりました。

一方で、露出が増えたことで、VCに対する厳しい視線も改めて浮き彫りになりました。「何もしていないのに口出しをする」「他人のお金で利益を得ている」といった不信感は、現在も根強く存在します。

そのため、VCが実際に何を考え、起業家やLPとどのように向き合っているのかを伝えることには大きな意味があると考えています。真島自身も、ポッドキャストを始めたことで、投資先ではないスタートアップの役員との議論や、官民連携の勉強会への登壇など、新たな機会につながりました。

特に音声には、文章とは異なる強みがあります。話し方や反応まで含めて、そのキャピタリストがどのような価値観を持っているのかを伝えられるためです。起業家がどのVCから投資を受けるかを検討する際にも、ポッドキャストは一つの判断材料になり得る、そんな手ごたえが感じられる配信となりました。

「ベンチャーキャピタルはやめられない」理由  [15:31-19:50]

シーズン3の最後に語られたのは、「なぜベンチャーキャピタルをやめられないのか」という問いでした。

早船にとってベンチャーキャピタルの大きな魅力は、「変化のための言い出しっぺになれる」ことです。SaaS、フィジカルAI、地域×DXなど、新しい産業トレンドを提唱し、「これが重要だ」とポジションを取る。そして、実際に資金を動かしながら、その市場を変えていく。単なる情報発信にとどまらず、資金を伴って価値の提唱と価値創造を実行できる点に、VCという仕事の面白さがあります。

真島にとっては、起業家を主役として、その人が最も輝く道筋をつくる「縁の下の力持ち」であることが魅力です。さまざまなテーマを深掘りしながら、ミクロな企業支援とマクロな産業・社会の動きをつなぐ。この役割に、ベンチャーキャピタリストならではの面白さがあります。

そして岩澤が改めて実感したのは、ベンチャーキャピタルが単なるリスクマネーの供給者ではなく、新産業創出のエンジンであるということでした。新しい職種が社会に定着するためには、まず仕事そのものを知ってもらい、その意義を理解してもらう必要があります。「VIVA VC」も、そのための一つのステップでした。

おわりに

シーズン3では、VCの業務だけでなく、キャリアの悩み、投資先との関係、情報発信、産業づくりまで、ベンチャーキャピタリストの仕事をさまざまな角度から取り上げてきました。その一つひとつを振り返ることで、ベンチャーキャピタルという仕事の泣き笑いが浮かび上がります。

いまだ社会的な理解が十分とはいえない職種だからこそ、その実態を伝え続けることには意義があると考えています。ベンチャーキャピタルが新しい産業を生み出す仕事として、より広く知られていくこと。それもまた、シーズン3が目指してきた一つの成果だったと振り返りました。

※この記事は、ポッドキャスト「VIVA VC」シーズン3第24回をもとに作成しました。番組では、ベンチャーキャピタリストが「だからベンチャーキャピタルはやめられない」と感じる理由について、さらに詳しく語っています。ぜひお聴きください。

執筆 : 岩澤 脩 | ファーストライト・キャピタル 代表取締役・マネージングパートナー
編集 : ファーストライト・キャピタル | リサーチ・チーム
2026.9.7

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